今日やったことを書く

やるべきことも書く

書くということ。

やったこと

✋前回の記事タイトルに「前編」と銘打ったのがすべての失敗であった。というのも、社交によって神経が擦り切れてしまい、長い文章を綴る気力が爆発四散したからである。大前提として、この日記は常に出力が安定しないボクが気負わずに投稿できる設計やフォーマットが約束されているべきであり、読者の存在は端から想定しないものなのである。誰からも期待されない環境というのは精神に良くて、これはもう何も自分を抑圧するものがないということである。「求められる」ということは、それだけ「不安」の要因となり、息苦しくなるものだ。社交を家でやる必要はない。

✋とはいえ、先週末の TrySail 横アリ公演は本当に良かった。書かないとスッキリしない部分はここに出力しておきたい。ボクは心底オタクなので、イベントやLIVEといえば「声優さんの一挙手一投足」を執拗に取り上げて身勝手に感情を推し量るといった根暗人間代表の行動を取ることが多いのだけど、今回はそういった演者個人に狭窄したものではなく、横浜アリーナというクソでかい会場にありながら、演者と客との距離を感じさせない、その「舞台演出」に驚嘆していたのであった。今年は「いきたい!」と思ったイベントに全部参加することにしていて、「ポニ山」「キング」のアーティストを中心に大きな会場から小さなLIVEハウスのイベントまで様々なものに参加しているのであるが、その中でも TrySail、つまり「ミューレ」の舞台構成はオタクのツボを抑えているというか、とにかく格が段違いであると感じたのである。

✋大きな会場で障害となるものは、やはり物理的な「距離」になると思う。TrySail 横アリ公演では、その障害を取り除く処置として「トロッコ」と「中央ステージ」といったオーソドックスな解法が用いられたわけではあるが、その頻度とタイミングが非常にオタク心に突き刺さる絶妙な匙加減で運用されていた。先ず、序盤から「whiz」「オリジナル。」「かかわり」「Sail Out」「primary」と5曲連続で畳み掛けてくるのがすごくて、ボクはもう whiz のオタクと言って嘘偽りがないくらい whiz の踊り、特に脚のステップが大好きで大好きで、まさかの一曲目から来ると思っていなかったから脳がパニックに陥っていたのであった。そんなアワアワしているオタクに向かってトロッコで出航してくるのが4曲目の Sail Out である。いやいやいやいや、小休止を挟もうよ?ボクはもう気持ちになりすぎてこのあたりはあんまり記憶に残っていない。

✋他のアーティストさんの例を記憶から探ってみるに、でっかい会場でトロッコを使うのはよくて中盤、殆ど終盤に1度という構成が多かった。しかし、TrySailちゃんは怒濤の 4, 5曲目で会場のお客さん全員に笑顔を振りまき、最高にハートランデブーな気分にまで昂ぶらせてくれるのである。原始の血が騒ぐ掌で何よりアツい季節にハグしたいとまぁそういうわけなのである(伝われ)。LIVE 終盤の「明日も晴れる」「sewing dream」でも再度トロッコが使われるわけであるが、二曲とも振付がとてもシンプルで、基本はお手々の振りと「指差し」で構成されています。これをトロッコでやるのは完全に正解で、何が良いかというと「指差し」を「対面」でやられるとオタクは恋に落ちるという性質が知られているというのがあります。今回のように中央ステージを設けた舞台設計の場合、演者が正面ステージ中央で指差しをしてもその効果は激減してしまうため、これはトロッコや中央ステージでオタクを狙い撃ちするのが正しく、オタクであるボクは卒倒することになった。

✋中央ステージといえば、これも使い方が上手くてもう全部すごかった。くらいで終わらせてしまいたいくらいなんですが、特筆すべきなのはやっぱり「あかね色(ピアノ.ver)」ということで異論のある人間はいないかと思います。TrySail はいつも「ハモリ曲」をセトリに組み込んでいて、今回は「あかね色」がそれに該当するわけでありますが、このときの3人の立ち位置とパート分けが本当に綺麗で鳥肌が止まらなかった。なんて形容すればいいのか……後光の射す雨宮天の主旋律に寄り添うように被せられる麻倉もも夏川椎菜のハモリみたいな……いやこれもう説明を諦めた。「尊い」とは崇高で価値の高いとされるものに向けられるジャーゴンであるが、まさにこの空間を示すために導入された概念であるように思う。TrySail 3人の関係性・これまでの歩みを共有していない人間には理解できないものであるため、割愛しても問題ないであろう(裏返せば説明の必要がない人間には伝わっているのである)

✋ミューレといえば LIVE に「朗読劇」をぶっ込んでくるというのがあるのだが、他の現場育ちのオタクからしたら異色の文化であるために度肝を抜かれることだろう。ボクが初めて参加した TrySail の LIVE で朗読劇を見たときは「えぇ?せっかくの尺を朗読劇に使うのか???」と抵抗感を抱いたものであったが、なんてことはない。一度体験してしまえばもうこれを抜きにしてミューレ劇場を語ることはできなくなる。自称楽曲派、はたまた不誠実な顔面派、体型派のオタクもここでは声豚の顔つきにならざるを得ない。過去の朗読劇で印象に残っているのは「名探偵モチョン」である。もうこれは字面から勝利の粒子を感じ取れることと思うが、端的に言えばパロディ演劇なのだ。これはまぁ、円盤に収録されないことを前提としてやりたい放題ネタやモノマネを盛り込んでいたのが面白かったのだけども、今回の朗読劇はシリアス気味で繰り返しのネタもくどくて、ボク個人にはあんまり刺さらなかったとは口が裂けても言えない。雨宮天さんの珍しい演技を聞けたのは収穫であった(申し訳程度の声豚要素)。

✋なんかまだ書こうと思ってたんだけど、「はじめてのギャル」を観ていたら全部忘れてしまったのでこれくらいで終わろうと思う。TrySail はフリコピが愉しいので、たくさん円盤で予習してまた遊びに行きたいなと思います。あとあれ、「adorenarin!!!」で裏拍ぴょんぴょん和泉紗霧ちゃんになるの愉しすぎまろた。

天ちゃんに関しては「ソロライブぜったい行きたい」って気持ちがあの笑顔を見ていたら衝動的に湧いてきたのでCDを積もうと思います。

おしまい。


明日やること

  • 絵を再開するぞ~

読んでる

  • 実践 Pyhton3
  • モルフォ人体デッサン
  • 精神分析的人格論の基礎
    自分へ。電車内で携帯見るのやめろ、本を読め

オルタナティブガールズ